バランゴンバナナ
『バランゴンバナナ』には2つの顔があります。
ひとつは、自然を守りながら化学合成農薬を使用せずに栽培され安心してお楽しみいただけるおいしいバナナ。もうひとつは、フィリピンの農民たちの自立を応援する「民衆交易」商品としての顔。
『バランゴンバナナ』が民衆交易品として初めて日本に届けられたのが1989年。それは、フィリピンのネグロス島で飢餓とたたかいながら子どもたちに人間らしい生活を残したいと頑張る人びとと、「いのち・暮らし・自然を守る」ことをテーマに、生産者と消費者、南と北の共生をめざす日本の人びとの出会いから生まれました。
『バランゴンバナナ』を味わうことは、フィリピンの生産者たちの暮らしを応援し、共生の地球環境づくりへとつながっています。
今、『バランゴンバナナ』は、ネグロス島だけでなくフィリピン各地で栽培されています。南の生産者と日本の消費者を「顔の見える関係」で結ぶバランゴンバナナ民衆交易の輪は、さらに広がっています。
最新情報
バランゴンバナナ復活! (ネグロス西州/バイス・バランゴン生産者協会)
1990年、最初にバランゴンバナナが送り出されたネグロス西州・ラグランハ地域。病害でバナナが生産できなくなって10年以上が経過。今ようやくバランゴンバナナが復活してきました。
もっと読むオルタートレード社(ATC)のバランゴンバナナ品質改善に向けた取り組み【219号】
バランゴンバナナの品質改善への取り組みとして、ATC は安全・品質フォーラムの開催、農業指導員による生産者のサポートなどを行っています。2013 年3月には、品質管理担当者であるアーウィン氏が、タイで行われたバナナの栽培技術交流会及び圃場・パッキングセンターの視察に参加しました。
もっと読む次世代の農業の担い手の取り組み~ネグロス島西ネグロス州倍す地域~【218号】
西ネグロス州バイス地域で、ジョナン・ベントゥラ君(24 歳)が養豚を軸にした有畜複合農業をはじめます。バランゴンバナナ生産者である両親の勧めで、彼は1年間、有畜複合農業を実践しているカネシゲファームで研修をし、技術を学びました。
もっと読む台風後生産者は力強く生活しています!~台風後の東ネグロス州生産者の状況~【217号】
12 月初旬にフィリピンに上陸した台風24 号により、バランゴンバナナの畑は大きな被害を受け、生産者の日々の生活に影響を与えています。
もっと読むバランゴンバナナ生産者のマカオさんが、日本で400人のバランゴン消費者に出会いました
昨年2012年9月18日~28日にかけて、ネグロス島西州のパンダノン村から、バランゴンバナナ生産者のマカオさんが日本にやってきました。関東、関西、そして宮城県の生協をまわりおよそ400人もの組合員さんと交流しました。その様子をご覧ください。
もっと読む大型台風がバランゴンバナナ産地に上陸~ネグロス島及びミンダナオ島北部の被害状況~【216号】
昨年(2012年)の12 月初旬に大型の台風24 号(フィリピン名:Pablo(パブロ))がフィリピンに上陸し、多大な被害を与えました。この台風の影響により540 万人以上が被災し、1000 人以上の人が亡くなりました
もっと読む台風24号のフィリピンでの被害状況について
今月初めに台風24号(フィリピン名:PABLO)がフィリピン南部に上陸し、甚大な被害が生じました。フィリピン東方沖に発生した台風は、バナナ産地があるミンダナオ島北部、ネグロス島南部を通過しました。
もっと読む農業と教育の現場で、二足の草鞋(わらじ)を履くのが夢!~ネグロス西州/バイス・バランゴンバナナ生産者協会(BGA)~【215号】
レイマン・イグナシオさん(31 歳)は、バイス地域のバランゴンバナナの若手生産者です。子供のころから農業が好きで父親のバランゴンバナナ栽培を手伝ってきました。ふもとのラ・カルロータ市に下宿していた大学生時代も週末には村にもどって畑仕事をしていました。
もっと読むバランゴンバナナ民衆交易で、先住民族の自立と環境保全を!~ミンダナオ島レイクセブ地域~【214号】
ミンダナオ島レイクセブは標高も高く、先住民が多く暮らしています。持続可能でない方法での焼畑などにより森の環境破壊が進むなかで、先住民の支援活動を行っているアラー渓谷開発財団は、バランゴンバナナ民衆交易の取り組みを始めました
もっと読む有機肥料は土を育てるんだって!?白菜についた虫を一匹ずつ摘むんですか?(バランゴン生産者のマカオさん、伊賀の有機農家を訪ねる)【213号】
ネグロス西州パンダノン地域のバランゴンバナナ生産者のマカオさんが、三重県で有機農業に取り組む伊賀有機農産供給センターを訪ねました。
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