バランゴンバナナ
『バランゴンバナナ』には2つの顔があります。
ひとつは、自然を守りながら化学合成農薬を使用せずに栽培され安心してお楽しみいただけるおいしいバナナ。もうひとつは、フィリピンの農民たちの自立を応援する「民衆交易」商品としての顔。
『バランゴンバナナ』が民衆交易品として初めて日本に届けられたのが1989年。それは、フィリピンのネグロス島で飢餓とたたかいながら子どもたちに人間らしい生活を残したいと頑張る人びとと、「いのち・暮らし・自然を守る」ことをテーマに、生産者と消費者、南と北の共生をめざす日本の人びとの出会いから生まれました。
『バランゴンバナナ』を味わうことは、フィリピンの生産者たちの暮らしを応援し、共生の地球環境づくりへとつながっています。
今、『バランゴンバナナ』は、ネグロス島だけでなくフィリピン各地で栽培されています。南の生産者と日本の消費者を「顔の見える関係」で結ぶバランゴンバナナ民衆交易の輪は、さらに広がっています。
最新情報
【バナナニュース310号】書籍のご紹介:『甘いバナナの苦い現実』(石井正子編著)
バナナ出荷作業の労働条件の改善を求めると、組合事務所で火事が起こり、仲間が発砲事件で命を落とす。バナナ園の周辺では原因不明の体調不良を訴える人が少なくない…甘いバナナの裏側。栽培・流通の知られざる現状を詳細に調査し、エシカルな消費の在り方を問いかけます。
もっと読む【バナナニュース308号】モンディア・インボックさん:困難を乗り越える農民の物語②
307号でご紹介したバランゴンバナナ生産者で先住民族バゴボ・タガバワのリーダー、インボックさんのお話の後編です。
もっと読む【バナナニュース307号】モンディア・インボックさん:困難を乗り越える農民の物語①
フィリピン・ミンダナオ島に住むバランゴンバナナ生産者で先住民族バゴボ・タガバワのリーダー、インボックさんをご紹介します。
もっと読むバランゴンバナナ産地 ミンダナオ島・マキララ地震 復興支援 中間報告
2019年10月、フィリピン・ミンダナオ島のバランゴンバナナ産地で発生した地震では、生産者を含む住民、コミュニティ、そしてバランゴンの出荷責任団体のドンボスコも、地崩れ、インフラや建物の崩壊など、甚大な被害を受けました。復興支援活動が続いている現地からの報告です。
もっと読む【バナナニュース306号】ミンダナオ島・マキララ地震 復興支援 中間報告
2019年10月、バランゴンバナナの産地で発生した地震で、生産者を含む住民やコミュニティ、そしてバランゴンの出荷責任団体も甚大な被害を受けました。 日本の消費者からも支援が寄せられ、現地では復興支援活動が続いています。
もっと読む【バナナニュース305号】ミンダナオ島・南コタバト州のバランゴンバナナ生産者 パーフェクトさん・ノルマさん夫妻
今回は、フィリピン・ミンダナオ島で災害や病気を乗り越えバランゴンバナナ栽培を粘り強く続けているパーフェクト・クルスさん(68歳)と妻のノルマ・クルスさん(69歳)ご夫妻をご紹介します。
もっと読む四半世紀を越えてバランゴンバナナを作り続けて~西ネグロス州シライ地域の生産者たち~from フィリピン (PtoP NEWS vol.38 2020.06)
シライ地域はもともと町へのアクセスが容易で、町で就職することもでき、生産物は地元市場に販売できる地域でした。しかし、バランゴンバナナの民衆交易を経験することでより安定した生計を立てることができるようになり、持続可能な農業への関心も高まったという話を農民たちから聞くことができました。
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