マスコバド糖で韓国の梅ジュースは如何?
毎年、梅の季節に日本で梅干しや梅酒を作るように、韓国のほとんどの家庭では梅ジュースを仕込みます。韓国ドゥレコープ組合員さんは、風味があって、健康にもよいマスコバド糖を好んで使うそうです。お勧めのレシピをご紹介します。
〇用意するもの:青梅1kg、マスコバド糖1.2kg、果実酒用4リットルビン(梅酒作りで使う容器と同じで構いません)
〇作り方
① 梅をきれいに洗い、ヘタやくぼみの汚れを竹串などを使ってきれいに取り除きます。
② お湯で殺菌したガラス瓶に、マスコバド糖ときれいに洗って水気を完全に除いた梅を交互に入れます。瓶を揺すって梅と梅の間にマスコバド糖が行き渡るようにします。最後に、梅が見えないようにマスコバド糖で覆います。
③ 直射日光の当たらない涼しいところで保存してください。マスコバド糖がだんだん溶けてきます。発酵してガスが出ますので、ガス抜きをお忘れなく。
④ 約3か月後、梅の実を取り除いてできあがり。
冷水やお湯で割って飲みます。胃腸の調子が悪いときにも、消化を助けるドリンクとしてよいそうです。お菓子のシロップやドレッシングとしても使えます。
ドゥレコープは10年以上前からマスコバド糖を輸入しています。マスコバド糖の梅ジュースは好評で、ドゥレコープでは梅シロップを商品化し、売れ筋の人気商品となっています。また、昨年からハンサリム生協も梅ジュース用に年1回、マスコバド糖を扱うようになりました。
韓国では梅以外にも、ザクロ、ユズなどの柑橘類でもジュースを作ります。ドゥレ生協の組合員は、梅ジュースにはコクがあるマスコバド糖がよく合うと話しています。一方、色合いも大事なザクロやユズには精製糖を使うそうです。
ドゥレコープ組合員は定期的にネグロスを訪問し、サトウキビ生産者との交流を重ねています。2016年11月には、ネグロス中部にあるダマ農園でジュース作りの実演をしました。ネグロスには、残念ながら梅の木はありません。そこで、ネグロスで手に入りやすい果物であるパイナップル、カラマンシー(沖縄のシークヮーサーに似た柑橘類)、グヤバノで作ったそうです。ジュースは自然発酵してアルコールの風味がして、参加者一同大笑いしたそうです。
梅酒を作ったことのある方なら簡単にできるはずです。今年は韓国伝統の梅ジュースを、マスコバド糖でぜひお試しください!
広報本部 小林
*この記事は「P to P News」第14号の記事に加筆修正したものです。
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