【PtoP NEWS vol.30 ここが知りたい!】エビの「プリプリ」の秘密(ひみつ)
2019年2月28日
エビを普段は余り買わないけれど、お祝いごとの時ばかりは買う、という方も多いかと思います。
エビの赤い色彩はお料理に華やかさを添えますが、その魅力はなんといっても、あのプリプリとした食感と口の中にひろがる風味でしょう。
エビを口にした時の、はじけるような噛みごたえとプリプリとした食感、実は人工的につくられていることがあるのをご存知ですか?市販のエビは、食感を良くするために「保水剤」という薬剤を使用していることがあります。
たんぱく質が豊富なエビの身は、生だと半透明ですが、身も加熱すると本来は白く変色します。一方で人工的に保水されているエビは、加熱してもエビの身が半透明のまま。そして味はというと、保水されていないエビと比較するとその差は歴然です。保水によって味が薄まってしまい、ほとんど味がありません。
インドネシア産の粗放養殖のブラックタイガー「エコシュリンプ」は池の中でのびのびと泳ぎ回っていて筋肉質なうえに、「保水剤」は使っていないので、口に入れると「プリプリ」の食感と、ブラックタイガーならではの濃厚な味わいが楽しめます。
山下万里子(やました・まりこ/ATJ)
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