バランゴンバナナの熟度管理にこの道具あり!
2023年3月20日
バランゴンバナナの輸入が始まった当初からある課題、それはバナナの熟度管理でした。日本に届いた時には過熟で真っ黒、反対にバナナが細くて未熟だと追熟加工しても黄色くならない …。
それを改善するために始まったのが「タグ」付けです。
輸出するバナナは約80%の熟度で収穫するのが目安になります。バナナの花芽が出揃い花蕾を切り落とす作業の時に、タグ(リボンの様なビニールテープ)をバナナに括り付け、8~12週間後に収穫するという目印にします。
タグは週ごとに色分けされており、それに基づいて適切な収穫時期の目途をつけます。このタグ付けを導入したことで、2~3ヵ月後にどれくらいのバナナが収穫できるかという収量の予測にも役立てられるようになりました。
とはいえ、標高や地形、気候などが異なる様々な地域で栽培されるバランゴンバナナ。熟度のばらつきは永遠のテーマではありますが、タグ付けの導入で熟度管理が大きく改善されたことには変わりありません。
吉澤真満子(よしざわ・まみこ/ATJ)
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