カカオ
カカオには、日本の私たちもパプアの人たちも知らない大きな価値が秘められています。カカオは甘いチョコレートになるだけでなく、実はポリフェノールが多く含まれ「神様の食べ物」と呼ばれるほど健康にもよく、食材や調味料としても注目されています。
一方、収穫したカカオの実を村で売るだけのカカオ生産者の中には、カカオからチョコレートができることさえ知らない人がたくさんいます。カカオを自らの手で加工し、パプア産カカオでつくった商品を消費者にダイレクトに届けたい。カカオで豊かな未来を自らの手で切り開いていこうという挑戦が始まりました。
パプアのカカオ事業は、2011年にはカカオ豆の買い付け、発酵・乾燥という一次加工の立ち上げをパプア州で開始。2012年にはカカオ事業に関わる皆の想いを受けて、パプア州から12.5トンの乾燥カカオ豆が出荷されました。パプアから出荷された乾燥カカオ豆は、インドネシア国内でチョコレートの原料であるカカオマスとカカオバターに加工され(二次加工)、日本で最終のチョコレート製品に加工されています。

“チョコラ デ パプア” オーレ
インドネシア・パプア州の豊かな森で、自然と共生しているパプア先住民族が大切に育てたカカオを原料に使ったチョコレートは、“チョコラ デ パプア” シリーズとして、販売しています。チョコレートは、季節限定の取り扱いになります。パプアのカカオ生産者が、自然と共に生きながら自立していくことを応援するチョコレートです。

“チョコラ デ パプア”ビター

チョコラ デ パプア・生チョコレート・トリュフ
生クリーム仕上げのなめらかさにラム酒が香る大人のチョコレートです。
カカオでつながったパプアの生産者と私たちが協力し、新しい価値を創り出していくプロセスにみなさんも是非ご参加ください。
最新情報
【コラム:カカオキタ2】「カカオ・キタ」加工チーム結成
APLA機関誌『ハリーナ』に連載中の人気コラム、「kakao kita(カカオキタ)」ではカカオ産地の様子や生産者の横顔をお伝えしています。第2回は「カカオ・キタ」加工チーム結成」。地縁・血縁ではなく、あえて広告で求人しようとした意図は何でしょうか?
もっと読むパプアからの便り Vol.01 発行/2017年5月17日
2017年が穏やかに明けたパプアですが、カカオキタとブラップ村のカカオ生産者たちは、昨年12月のクリスマス前に約束したことがひとつありました。 それは、カカオを植えている森の手入れを生産者グループの共同作業として行うということでした。
もっと読む【PtoP NEWS-vol.6 特集】パラダイス パプア
豊かな天然資源に恵まれたパプアの人びとは、グローバル化の波に巻き込まれてきました。そうした状況のなか、パプア先住民族の人びとが運営するNGO「パプア農村発展財団」(YPMD)は、4年前から先住民族のカカオ生産者と共に、カカオの買付・加工・販売をする民衆交易の取り組みを始めました。
もっと読む【コラム:カカオキタ1】 カカオを媒介にして踏み出した一歩
APLA機関誌『ハリーナ』に連載中のコラム、「kakao kita(カカオキタ)」ではカカオ産地の様子や生産者の横顔をお伝えしています。バックナンバーを順次紹介します。第1回は「カカオを媒介にして踏み出した一歩」。
もっと読むデッキーさんの「民衆交易の家」物語
「カカオキタ:私たちのカカオ」の代表をしているデッキーです。“私たち”とは生産者と消費者のことで、同じ家のなかにいて、お互いに学び合います。生産者は消費者を思い、農薬や化学肥料を使わないカカオを作っています。消費者はATJを通して、このカカオはよいかどうかを生産者に伝えます。
もっと読む