コーヒー
Coffee美味しいコーヒーを届けるため、生産者は丁寧に栽培・加工しています。
私たちは、つくる人と飲む人がつながって
笑顔になれるコーヒーづくりを目指しています。
コーヒーの多くが小規模生産者によってつくられています。国際市場で取引価格が決まる国際相場商品のため、世界的な需給バランスなどにより価格は大きく変動します。また、天候や気候変動の影響を受けやすい農作物でもあり、収穫が年に1回と限られていることからも、生産者の収入は不安定な状況に置かれています。
私たちは、アジア・中南米・アフリカのコーヒー産地の生産者協同組合や現地パートナーと共に、美味しいコーヒーづくりはもちろんのこと、生産者に寄り添い産地のニーズに応えた取引の仕組みを取り入れたり、栽培する作物の多様化を進めたりするなど、単なるコーヒーの売買にとどまらない関係性を築いてきました。産地の文化や自然環境を大事にしながら丁寧に作られた世界各地のコーヒーをお届けします。
私たちがつくっています
- ジョン・ヴィライサックさん ラオス ジャイ・コーヒー生産者協同組合(JCFC)
- ラオス南部ボラベン高原の南に位置するノンルワン村で、軍隊を退役した後にコーヒーを栽培しています。JCFC(ジャイ(※)・コーヒー生産者協同組合)に加盟して、ノンルワン村の支部長も務めています。
自宅からでこぼこ道をトラックで走ること20分のところにコーヒー畑があります。ATJ向けに多くを出荷するティピカ、主要品種のカティモールの他にも複数の品種を育てています。コーヒーの実(チェリー)を、果肉除去~発酵~水洗い~乾燥の工程を経てパーチメント(皮付きの生豆)に加工する作業は、天候などにも左右されるためなかなか大変ですが、毎年丁寧に作業し、品質には自信を持っています。新しい土地を開墾して苗木も植えており、コーヒー生産を一生懸命手伝ってくれている息子の世代に引き継ぐ準備もしています。
※「ジャイ」はラオス語で「心」を意味しています。
- ムケシマナ・ジョセフィーヌさん ルワンダ カラバ・コーヒー生産者協同組合(KOAKAKA)
- ルワンダ南部州フイエ郡のニャルンニャ村に住んでおり、2人の子どもがいます。2005年に組合に入り、所有する約800本のコーヒーの木から年間約1,350kgのコーヒーチェリーを生産して組合の水洗加工所に出荷しています。私も所属しているKOAKAKA女性コーヒー部会は女性のための貯蓄制度や家畜飼育などに取り組んでいます。
コーヒーから得た収入は、子どもたちの学費や、家の建築費用、家族の健康保険、ヤギや豚などの家畜を飼育する費用に充てています。お肉や栄養に良いミルク、堆肥の原料などが得られる家畜はとても貴重です。堆肥を使ってコーヒー以外の作物を栽培することで収入の多様化にも取り組んでいます。
貧困から抜け出すために、私はこれからもコーヒーを栽培し家族と地域を支えていきます。KOAKAKAのパートナーの皆様、ありがとうございます。